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日本橋 鰤門


今日は年末年始の買い出しのため、日本橋に出かけた。 常々「いつも一人で美味しいものばかり食べてずるい」などと言われているので、今日は家族サービスだ。 ランチにどこに出かけようか、思考を巡らす。 ここ日本橋は、あなご飯の玉ゐ、おでんのお多幸本店、天ぷらの金子半之助、洋食ならたいめいけん。蕎麦なら室町砂場、鰻なら大江戸やいずもや・・・等々。少し考えただけでも垂涎の名店がひしめく場所だ。 今日は家族サービス。年末だから少々の贅沢もいいだろう。 そういえば、コレド室町に入っている寿司屋は鰤門(しもん)だったな。 「お昼、お寿司でどう?」 「え?いいの?やったーぁ!!」 では決まりだ。

日本橋 鰤門

日本橋 鰤門 東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町 4F 電話:03-3243-0050 定休日:無休 営業時間: 月〜金 11時〜15時 17時~23時 土日祝 11時~15時30分 17時〜23時 嫁は気付いていないようだが、この「鰤門」というお店には、少々思い入れがある。 あれは結婚披露宴の数ヶ月前、結婚指輪が出来上がったと連絡があり、銀座に指輪を引き取りに行った。せっかくだから記念に贅沢をしようと、銀座のお寿司屋さんでランチをしたのだ。その店こそ鰤門だった。 当時は、浅草の弁天山美家古の寿司に感銘を受け、江戸前の寿司に興味を持ち始めた頃だった。「銀座」「江戸前」「寿司」のキーワードで様々に調べて「鰤門」にたどり着いたのを記憶している。 今でこそ気にならなくなったが、当時は高級感のある雰囲気に圧倒され、少々緊張していた。二人でドキドキしながら食したのを思い出す。 今日の店は、その支店にあたるのだ。実に楽しみである。 さて店に入ると個室に通された。これはありがたい。 純粋に寿司屋を楽しむならカウンター席が良いが、今日は家族連れだ。周囲への気遣いに気疲れすることもない。 食事は、昼のおまかせコースを、 お酒は夏子物語特別純米を一合お願いした。 今日のマイぐい呑みは、西岡小十作、斑唐津ぐい呑。 こんな昼間であろうが、いつ何時にもぐい呑を持ち歩く癖が出来てしまっている。フフフ。

メジの酢味噌和え

先付は、メジの酢味噌和え。 メジとはメジマグロといい、20キロぐらいの小型のクロマグロの俗称である。ピンクがかった色で、柔らかくキメの細かい肉質でなかなかに美味い。 さて、一品目が運ばれてきた。

生牡蠣
白菜

生牡蠣だ。 いいね、悪くないスタートだ。酒が進む。 次に運ばれたのが、蟹に白菜と生キクラゲのお浸し ガラッっと変わって優しい味だ。出汁が体に染み渡り、胃が活動し始める感覚がある。次が待ち遠しい。 4歳の娘には好物のマグロときゅうり。

鉄火巻とカッパ巻

鉄火巻とカッパ巻を用意した。 私「一つ食べていい?」 娘「ダメ」 けち。笑

向付

さあ向付け、刺身の登場。 鯛に〆鯖だ。キタキタ。 写真の刺身が少々寂しく見えるのは、写真撮影前に数切れ箸をつけてしまったせいである。笑 「海老の昆布締めです」 握りのスタートである。

海老の昆布締め

何海老だったのか聞き忘れたが、ブラックタイガーぽい色と肉質。 海老の昆布締めは初めて食べたが、なかなかに美味いものだ。面白い。 ランチなので、もう一合だけ、夏子物語をお代わりした。 続いて 鰤とアオリイカに鮪と小肌。

鰤、アオリイカ
鮪、小肌

オーソドックスな寿司ネタが続く。悪くない。 「美味しいね!」 嫁も満足してるようだ。 北寄に春子。

北寄貝、春子

肉厚な北寄は、ジューシー。春子とは、春先に出回る鯛の稚魚のことである。軽く酢締めされているようだ。年末であるが、早々に春を感じることができた。 イクラ御飯。

イクラご飯
イクラ初体験

軍艦でないので、寿司というより一口イクラご飯。 キラキラ光るイクラに興味津々な娘。イクラ初体験。 さてクライマックスは、定番の穴子。

穴子

ふわふわトロトロに炊かれた穴子だ。酒が進む。 最後に余韻を楽しむように

玉子、かんぴょう
アオサ汁

玉子に干瓢巻。アオサの汁でフィニッシュ。 デザートに葛餅まで頂いた。

葛餅

贅沢した感と満足度の高い内容だ。 嫁も娘も楽しんでくれたようだ。 今日は、良い家族サービスができたかな。 ごちそうさまでした。 今日の「マイぐい呑ライフ」に乾杯。

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