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料理は大いに食する事、食せず呑むは外道である

 よく、酒を呑むときに食事を取らず、「肴」を荒らさない事を自慢にする酒呑み達がいるが、これはあまり良いとは言い難い。

 空腹状態での飲酒は血中アルコール濃度の急上昇を起こし、急性アルコール中毒の危険性も増える。また、血中アルコール濃度の上昇と「酔い」の症状とは時間差があり、体質にもよるが、通常飲酒後30分から1時間経過しないと「酔い」の症状が現れない。気が付いた時には突然「泥酔」状態になる事がある。

 

 こんな危険な呑み方はスマートではなく、また健康にもよろしくないのでお勧めしない。


 酒の席には酒の席に適した食事があるので、大いに食事を取りたいものである。酒の「肴」となると、簡単なおつまみを連想しがちであるが、酒を飲むときには、酒を飲むための料理がある。これを「会席料理」という。

 日本料理には、室町時代に武家の礼法とともに成長した「本膳料理」、これを略式にした「袱紗(ふくさ)料理」、安土桃山時代の茶の湯から発展した「懐石料理」などがある。

 しかし、これはいずれもご飯のおかずとして出来たもので、酒席の料理ではない。これに対して「会席料理」は酒の席の料理として江戸時代に入ってから誕生した料理である。順番に一品ずつ料理が運ばれてくる。それを肴に酒を呑むのである。

 

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