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食事の作法として「箸使い」に気を付けたい

 箸の作法は非常に重要である。正しく箸を持てない方や箸のマナーの悪い方とは、一緒に食事をしたくないぐらい気になるものだ。「大人の遊び」を目指す私たちは、最低限のマナーとして正しく箸を持ちたいものである。それから、箸使いの基本的なマナーも学んでおきたい。
 
 美しく食べるには、「喰先(くいさき)一寸」という言葉がある。箸先は、なるべく3センチぐらいの範囲以上は汚さないように気を付けたい。

「嫌い箸」に気を付けたい。
 数が多く覚えるのが大変に思われるが、基本的には至極当然のマナーなので、「行儀の悪い」事をしないように心がけさえしたら、コレには該当しない。中には知らなかった所作や無意識にやってしまっていた所作などがあるかもしれないが、逆に考えたら、そこだけを気をつけたらよいのである。

 「握り箸」
 二本の箸を鷲づかみにして食事に使う所作。我流でもって指を操り、箸を動かすことになるが、箸をまだ持ち慣れない幼児にこそ多く見られる稚拙な使い方でもあるため、大人の所作としては他者に受け容れられない。食器を持っている側の手で箸を握り持つ所作を指す場合もある。
 「横箸」 箸を二本揃えて、スプーンのように食べ物を掬い上げる所作。箸を舐める所作。
 「ちぎり箸」 箸を両手に1本ずつ持ってナイフとフォークのように料理をちぎる所作。
 「刺し箸」 料理に箸を突き刺して食べる所作。見た目が悪い。

 「せせり箸」 箸で食物をつつく所作。

 「撥ね箸」 嫌いなものを箸でのける所作。


 「仏箸」 箸をご飯に突き刺して立てる所作。死者に捧げるやり方。
 「合わせ箸」 箸から箸へ料理を渡す所作。火葬後の遺骨を拾うときには箸から箸へ遺骨を渡して後に骨壷に納める。

 「違い箸」 種類・材質の異なる箸を一対で用いる所作。火葬後の遺骨を拾うときには違う箸を一対にして使う。

 「拝み箸」 両手で箸をはさみ、拝むようにする所作。


 「直箸」 複数人で食べる料理の際、取り箸を使わずに個人の箸で直に取り分ける所作。自他の別は問わないので、自分のために取り分けることはもちろん、他人の分を取り分けることも該当する。ただし、懇意な仲同士や遠慮なく多くの料理を客に食べてほしいときには敢えて「直箸で」と勧めることがある。

 「逆さ箸」 複数人で食べる料理を個に取り分ける際、箸を上下逆さにして用いる所作。これは、よくやっている方を目にするが、見苦しく不衛生なので気をつけたい。自分の手が触れた場所で料理を掴む事になる上、箸の上部が汚れ見栄えが悪くなるためマナー違反とされる。この場合、取り箸を使う。


 「持ち箸」 箸を持った手で同時に他の食器を持つ所作。
 「受け箸」 箸を持ったままでおかわりをする所作。
 「寄せ箸」 遠くの食器を手元に引き寄せるために箸を使う所作。

 「指し箸」 箸で人や物を指し示す所作。

 「捥ぎ箸」 箸に付いた米粒などを口でもぎ取る所作。
 「舐り箸」 箸を舐める所作。
 「咥え箸」 箸をくわえる所作。
 「噛み箸」 箸を噛む所作。

 

 「空箸」 食べようとして料理に箸を伸ばしたにもかかわらず、口に運ぶことをやめて箸を引いてしまう所作。料理の提供者に対して失礼な振る舞いである。
 「迷い箸」 どの料理を口にしようかと迷い、料理の上であれこれと箸を動かす所作。「惑い箸(まどいばし)」「なまじ箸」とも言う。
 「渡り箸」 おかずを食べた箸で(間に飯を食べないで)またおかずを食べること。現在では嫌い箸とみなされないようだ。加えて、いったん箸を付けたにも関わらず、その品を食べずに他の品へと移る所作をも指す。

 「重ね箸」 他にもあるなかで一つの料理ばかりを食べ続ける所作。
 
「探り箸」 汁椀の底に具が残っていないかと、箸を椀の中でかき回して探る所作。

 「涙箸」 汁が滴りやすい料理を食べる際、それを取った箸から汁を滴らせながら口に運ぶ所作。
 「楊枝箸」 箸を楊枝代わりに使い、歯間に挟まった食物をほじくり取ろうとする所作。
 「洗い箸」 汁物などで箸を洗う所作。
 「掻き箸」 食器に口を付け箸で食べ物を掻き込む所作、箸で頭などを掻く所作。

 「込み箸」 箸を使って口の中に大量に食べ物を詰め込みほおばる所作。
 「渡し箸」 箸休めのときに箸を器の上で横にかける所作。 
 「揃え箸」 箸を食器等に突き立てて揃える所作。
 「叩き箸」 箸で食器を叩いて音を立てる所作。
 「落とし箸」 食事中に箸を床に落とす所作

 「振り上げ箸」 箸を手の甲より高く振り上げる所作。

 「透かし箸」 骨付き魚の上側を食べた後、骨越しに裏側の身をつついて食べる所作。

 

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