屋台の楽しみ


帯広の夜は北の屋台。 国産サフォークラムのたたきが食べたい。

琥羊 北海道帯広市西1条南10-7 北の屋台いきぬき通り一番街 電話:080-6064-7211 定休日:月曜日 営業時間:午後5時〜午前0時 今年の春に北の屋台全体で店舗のシャッフルがあったらしい。 今までは、北の屋台のすぐ入り口だったが、今回から、逆に一番奥になった。 早い時間に着いたため比較的に空いている。 シメタ。 今日は全国で一番の猛暑地、気温36度の帯広。北海道だから涼しいだろうと期待したが、関東より暑い。
まずは、ハートランドの生ビールで喉を潤す。

先付はつぶ貝。 さっそくいつも通り、生ラムのたたきをオーダーする。

「何にも言えねえ」エクセレントに美味い。

続いてサフォークラムのモツ煮を頂く。 羊肉だけでない羊料理もうまい。 農家の酒純米吟醸に酒を切り替える。

本日のマイぐい呑は、西岡小十 作 斑唐津ぐい呑。 日本酒に切り替えたところで、「このわた」を追加。

「このわた」とは、なまこの内臓の塩辛のことで、その昔、尾張徳川家が徳川将軍家に献上したことでも知られる珍味である。高級珍味であるが、愛知県生まれの私にとっては、比較的身近なものであった。ココでは、長い「このわた」を食べやすい長さに切り揃え、黄身を落としている。癖の強い珍味であるが、比較的マイルドになって食べやすくなっている。ちなみにこれは、愛知県産らしい。フフフ。

酒が進む。

ほどなくして、ぞろぞろと人が集まってくる。いつの間にか店内は満席になった。 「青なんばん焼きってなんだろう」隣りに座ったご夫婦が呟く。 「青唐辛子を焼いたものですよ」すかさず答える私がいる。 「北海道では、唐辛子のことを南蛮っていうんですよ」肩が触れるほどの距離感がそうさせるのだろう。 聞けば、神奈川からの旅行らしい。 「大将、こっちにも青なんばんお願いします」 ご夫婦がオーダーしたのを見て食べたくなってしまった。情け無い酒呑みの卑しさだ。 「お待たせしました」 おお、実に美味そうだ。

ひとつ口に放り込む、ガツンと辛い!! 「からっ!いきなり大当り!!」叫んでしまった。 「結構、辛いですよね」静かに食べていた旦那さんも口を開く。当たってイルノネ。笑 「こんなに当たりが多いと、食べきるの大変!」と奥さんも笑っている。 さてこの山盛りの青唐辛子をどうしよう。 「もし、良かったらコレどうぞ」と カウンター向かいに座った地元美人女子2人に差し出してみる。 「あ、良いんですか?ありがとうございます。」 彼女たちは、コレが辛い事を知らない。 「からぁい!」 カッキーン!!大当たりだ。 フフフ。 「あ、当たりですね。辛いのは分かっていたんですけど、美人が悶える姿を見たかっただけです。笑」 「えーっ!もぅ!!笑」 場が和み、初めまして同士がワイワイと会話をしながら飲み始める。 屋台は、なんだか絶妙な一体感が生まれるから不思議である。これは屋台の醍醐味だ。 青なんばんの辛さのせいで酒が進む。農家の酒をお代わり。 さて、なんとか青唐辛子を消費するためにイワシ焼きを追加する。

めざし程度のものを想像していたら、20センチほどの巨大イワシだ。脂も乗って食べ応えがある。ナイス。 先ほどのご夫婦と入れ違いに、若いカップルが入店。 今風の丸眼鏡でフェミニンな可愛い系男子と、清楚で笑顔の素敵な女の子。 場に慣れた辺りで話を聞くと、男の子は帯広出身で、女の子とは仕事の関係上、札幌で知り合ったとの事である。 若いってイイね。 「良いお店に来ましたね、何を食べても美味しいですよ、ココ。」めんどくさい酔っ払いオヤジにならないように紳士ぶってみる。 フフフ。 「アレ?、コレお兄さん本人ですか?」 おや、あちらから話しかけてきた。 忘れていたが、私が顔を出す店に「マイぐい呑のススメ」用の名刺を置かせて頂いている事があり、ココにも置いていた。コレを見た様である。 「あ、そうです。こうやってぐい呑を持って呑み歩く遊びをしているんです。」 「凄い!」 「それは、唐津焼ですか?私、ちょっと好きなんです。」女の子がまさかの食い付き。ナント素敵女子ではないか! 顔に出ない様に平静を装うが、小鼻がピクピクするほど嬉しい。イヒヒ。 調子に乗って、ぐい呑の魅力を語ってしまった。 煙たがれる前に止めておこう。ゴメンナサイ。笑 さてさて締めは、やっぱりラムカレーうどん。 今日は、メニューには乗っていないが、店主に確認する。 「カレーはあるので、うどん買ってきたら出来ます。少々お時間ください。」ラッキー。

なんともスパイシーで美味い羊のカレーうどん。 スープまでしっかり頂きフィニッシュ。 屋台ってイイね。 今日も美味かった。 ごちそうさまです。 今日のマイぐい呑ライフに乾杯。

#農家の酒 #西岡小十 #唐津焼 #斑唐津 #生ラムたたき #帯広

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