中村和樹


中村和樹。 私が敬愛する、「酒器の神様」と呼ばれた中村六郎(以下、六さん)の孫である。 中村六郎に関してはこちらから 中村和樹(以下、和樹)の作品は、作陶を始めた10年ほど前からみている。生意気を言うようで大変恐縮であるが、普段から六さんのぐい呑を愛用してる私にとって、これまでの作品は使ってみたいと思えるレベルではなかった。

しかし、昨年あたりから「和樹さんが良くなってきた」と聞こえるようになってきた。 確かに、ふと見た瞬間「六さん?!」と見間違うほど、セクシーな色気を感じるレベルまでになってきており、そろそろ使ってみようと思える器となっている。フフフ。

事実、昨年11月に夢幻庵銀座店で開催された「中村真、和樹親子展」では、和樹のぐい呑は、数時間で完売している。 また先日、岡山で行われた自身初の単独での個展でも、初日にほぼ完売したと聞く。 エクセレント。 気付いたら、いつの間にか入手困難な人気作家の仲間入りを果たしたようである。 聞けば、来年、2018年11月にも夢幻庵銀座店にて親子展を予定していると情報を得た。これは実に楽しみである。 【夢幻庵銀座店】 東京都中央区銀座5-6-10 銀座ミヤコビル2F 営業時間 午前11時~午後7時 木曜休廊 メールアドレス:ginza@mugenan.co.jp さて、実はこの約1カ月ほど、彼のぐい呑を使い倒してみた。

手の中の収まりはいい。土も六さんの頃から変わらない今や貴重な観音土。

口作りもなかなか。

この角度から見ると六さんにも見える。

六さんと並べて見る。

見込みを覗く。

高台の削りがワイルドになってきた。

焼けも悪くない。

絵になる器。

シャープさが出るともっと良くなる。

見込みから覗く轆轤目がセクシー。

酒がうまい。

六さんと並べると細かい部分に言いたいことはあるが、なかなかどうして悪くはない。 聞くところによると、和樹の轆轤座は、生前の六さんが使っていた場所を引き継いでるらしい。もしかしたら六さんのパワーが憑依しているのかもしれない、なんて考えてしまうくらいだ。 誤解を恐れずに言えば、和樹はすでに父親は超えており、六さんに肉迫しているように感じる。

まさに和樹覚醒である。

フフフ。

六さんが「酒器の神様」なら、和樹は「酒器の天使」なのかもしれない。

いつの日か「六さんを超えた」「2代目酒器の神様」と言われる日が来ることを楽しみに、今日もこのぐい呑みを愛でようと思う。

それでは 皆さんの楽しい「マイぐい呑みライフ」に乾杯。

中村和樹 経歴 1980年 岡山県備前市に中村眞の長男として生まれる 2003年 岡山大学文学部卒業 父真に師事する 2006年 独立し初釜を焚く 2017年6月 初の単独個展開催。 親子展他、個展多数

#中村和樹 #備前焼 #ぐい呑み

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