「くりや」に裏を返す。


味もさる事ながら、その量に驚き感服したこの店に裏を返しに来た。 「裏を返す」の意味は以前書いたこちらから。 今日は前回の経験をもとに入念に準備をした。


午前中は旭川で仕事だったが、昼食にいつも頂く天金のラーメンを我慢して、代わりに缶のコーンスープ1本のみで、勝負に臨む。 今回はS氏にW氏も誘って、図らずも「プチおじさん飲み会 マイぐい呑部」になった。 実に楽しみだ。

鮨・肴匠 くりや
 北海道札幌市白石区本郷通8丁目北1-22 石田ビル 2F 電話:011-866-5055 定休日:月曜日 営業時間:18:00〜24:00 日曜17:00〜22:00 S氏と2人で店内に入ると先客に1組、すでにW氏も到着している様子。 店主と女将に簡単に挨拶をする。 「ウチを紹介していただいてありがとうございます。素晴らしい文才ですね、まさにここに居る臨場感があって面白いです。」と店主。 前回名刺交換させていただき、このブログに目を通してくれたらしい。 おぉ、いきなりのべた褒めで、嬉しいやら恥ずかしいやら。 「拙い文章ですみません。しかも酔っ払った記憶なので曖昧で間違いがあったら言ってください。」赤面である。 「でも僕は、讃岐さんの書く文章好きよ」とW氏、 「しかも、よく覚えてますよね。すごいです。」とS氏まで乗って来た。 耳まで赤くなりそうだ。褒められ慣れてないのでどうしたら良いのかわからない。 「お飲み物はいかがしますか?」と女将さん。グッドタイミング。 「まえ飲んだロ万が美味しかったのでそれでいいですか?」とS氏。 では、しばらく飲んでないうちに派手なラベルになったロ万からいただこう。 W氏はまずはビールで乾杯。 今回のマイぐい呑は、実は事前にS氏からリクエストがあり、西岡小十 作 唐津ぐい呑を持参。 絵唐津と絵斑唐津の2種をチョイスした。 S氏には、私からリクエストし金重素山 作 備前緋襷酒呑をお願いした。 あとで借りよう。
フフフフ。 さて宴は、茶碗蒸しから静かに始まる。 
今回はあえてノンストップで紹介してみよう。

【肴】茶碗蒸し 今日の具は愛知県産の松茸に、幻の玉ねぎ札幌黄、クリームチーズ、魚介

【刺身】マツカワ鰈 今日も美味い。 【刺身】鯖 臭みを抜いて旨味を引き出す仕事がなされている。

【鮨】いくら 【肴】倶利伽羅 鰻の串焼き。香ばしくて美味い。

【鮨】スズキ 北海道ではあまり見かけないが関東では定番の魚。淡白で美味い。 ここで、雑賀純米吟醸 雄町をチョイス。 酒も変わったところで、S氏の素山を拝借。

S氏に絵唐津を、W氏には絵斑唐津を使ってもらった。 初めて飲んだが、僕好みの味でうまい酒だ。 「小十さんっていいですね。こうやって触って使うと良さがわかります。欲しくなっちゃうな」とS氏。 そう遠くない未来に手に入れそうな勢いである。笑

【鮨】たこ頭柔らか煮 北海道では蛸は頭を食う。ブヨブヨした皮を剥いで食うと意外に美味い。見た目で一瞬烏賊かと思ったが食べるとタコ。軽く炙られたのか香ばしい。 【鮨】鮪 マグロの旨味が強いが、鉄っぽい匂いをあまり感じないのが不思議なマグロ。

【鮨】小肌 今日は少し優しい感じがする、やはり小肌は奥が深い。

【肴】牡蠣 たこの白子 濃厚な牡蠣に、これまた濃厚なタコの白子で鼻血が出そうな勢いだ。今回、初参加のW氏も「うほっ、これは美味いねぇ!」と笑顔である。

【肴】ヤナギタコの柔らか煮 たちかま メロかま西京漬け焼き 【鮨】縞鯵 前回の残った写真だけを見て最後までカンパチだったかと迷った縞鯵。今回は忘れてませんよ大将。笑。

【肴】出汁巻玉子 【肴】銀杏 季節の銀杏 これでまた酒がすすむ。

【鮨】中トロ(背側) 程よい脂で美味い。 【刺身】鰊 しっかり骨切りされていて小骨も気にならない。

【肴】香箱蟹 優しく上品な味だが旨味が濃い。内子、外子、肉、ミソが混ざり合って初めての食感と美味さだ。甲殻類アレルギーなのを忘れて一心に食した。兎に角美味い。



「この蟹に合う酒をお願いします」と女将さんに無茶ぶりをしてみる。


「至華味は飲んだことありますよね? 千歳鶴なんですが、美味しいですよ。限定400なんですって」と女将さん。


「飲んだことないのでそれでお願いします。」

さらっとキレのいい酒だ。さっぱりする。 香箱蟹の美味さに一同ため息が漏れ、酒がすすむ。


「さあさあ、飲んで」とS氏に酒を勧める。

「いや、酔わないようにしてるんです。あと9ベロで離婚ですから。」

え?
ナニ?9ベロ??


「一番最初にココに来た時、美味しくて調子に乗って飲みすぎたみたいで、ベロベロになっちゃいまして、妻に迷惑かけてしまって、10回ベロベロになったら離婚だって約束したんです。もう1ベロしちゃったので、あと9ベロで離婚なんです。せんべろじゃなくて9ベロ。笑」


そういえば、ここまでS氏の奥さんに送って頂いて来たが、「お酒あんまり強くないから、あまり飲ませないでください。」と釘を刺されたのを思い出した。 そんなこと言いながら二人で楽しんでいるようで、見ているこっちが恥ずかしくなるくらい仲が良い二人。 
仲が良いのは良いことだ。 
私の失態の数々なら既に離婚だ。なんて考えて吹き出しそうなる。
 酒の押し付けは野暮なのであとは手酌で行きましょう、お互い自分のペースで呑むことが大切である。

【鮨】たらこ 関東では余り見ない鱈子の握り。この店では定番のようだ。 【椀】しじみ汁 「酒の間に飲むといいですよ」と突然のしじみ汁。S氏の話を聞いて気を使って頂いたようだ。アサリのような大ぶりの蜆でしっかりダシが出ている。肝臓に染み渡る気分だ。

【鮨】ヅケ鮪 「お褒め頂いたヅケです。」キタキタ。やっぱり美味い。

【刺身】蝦蛄 【肴】自家製鯨のベーコン 軽く炙ったコレは、見た目から私の知るソレとは異るモノだが、ビックリするほど美味い。コレも酒がすすむ。

最後に寫楽を追加。 ここから怒涛のラッシュ。で畳み込む。

【肴】炙りタチの韓国海苔巻き 【鮨】中トロヅケ 中トロを贅沢にヅケにした逸品。

【鮨】雲丹タワー エッフェル塔の次に美しい塔かもしれない。

【鮨】車海老 【鮨】とろたく握り(ふるかわ風) 麻布の「ふるかわ」発祥のとろたく握り。

【肴】大根 これは先ほどの香箱蟹の殻から出汁をとった、大根のおでんである。 【肴】玉子焼き

【鮨】穴子 穴子で〆るあたりは、実にベーシックでいい。 「これで今日のネタ全て出ました、あとは牡丹エビの味噌汁です。」と大将。 「いやあ美味しかったです。ウチのパートさんも連れてこよう。これは確かにお昼抜いて正解かも」と今回初参加のW氏も楽しんだようである。

【椀】甘海老の汁椀でフィニッシュ! 今日も実に鮨14カン、肴11種、刺身4種、椀2種で全31品。 昼を抜いて臨んだが、お腹がパンパンに膨れ上がっている。 恐れ入りました。 いっぱいの満足感と満腹感に包まれて帰路につく。 ごちそうさまでした。 今日の「マイぐい呑ライフ」に乾杯。

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