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鮨・肴匠 くりや(後編)

更新日:1月25日


さて、前回からの続きです。 マイぐい呑仲間のS氏からのお誘いできた隠れ家的なお寿司屋さん。

鮨・肴匠 くりや

鮨・肴匠 くりや 北海道札幌市白石区本郷通8丁目北1-22 石田ビル 2F


電話:011-866-5055


定休日:月曜日


営業時間:18:00〜24:00 日曜17:00〜22:00 これまでの食事。

【肴】茶碗蒸し 【刺身】鯖 【刺身】クエ


【鮨】イクラ 【鮨】縞鯵 【鮨】ボタン海老 【肴】鰻串 【鮨】柳葉魚 【鮨】小肌 【肴】炙り鰊 【鮨】鮪ヅケ 【肴】焼き物 蛸、メロのカマ、鮑 【肴】ふくら豆 【鮨】炙り秋刀魚 【鮨】のどぐろ 酒は、十ロ万(とろまん) 無濾過 純米吟醸生詰を飲み干し。 現在、雁木 純米吟醸 みずのわ。 マイぐい呑は、末廣学 作 ぐいのみ。 さて後半戦キックオフ。 白くて丸い何かが運ばれて来た。

仙鳳趾産 牡蠣

牡蠣だ。 「仙鳳趾の牡蠣なんですが、熟成して牡蠣の味が凝縮されて濃厚ですよ。よく牡蠣を10個、20個食べないと満足しないって方がいますが、コレは一個で満足して頂けると思います。3個食べたら通風になっちゃいますよ。」大将も乗ってきた。 ひと口たべて、瞳孔が開くほど美味い。 こんな牡蠣は初めてだ。 牡蠣の旨味が濃いが、嫌なエグ味や磯臭さはない。キューっと酒で流すが、余韻が長くこれでもう一杯いける。 酒がぐびぐび入って行く。卑劣な反則技だ。 「大将、これはズルいですよ。酒が進み過ぎます」 「でしょう」ニヤリ。と大将のしたり顔。 次は何が出てくるのか楽しみになってくる。

ここで、だし巻き玉子の小休止を入れてくる辺りがニクい。 「ぐい呑みは、いつも持ち歩いているんですか?」とカウンターの脇から女将さん。






「初めてだったから、びっくりしたんです。予約のお電話で言われて、すこし固まっちゃいました。笑」 すると予約してくれたS氏も「僕も、初めて言いました。笑。彼をココに連れて来たかったんです。マイぐい呑を教えてくれた師匠なんですよ。」 師匠だなんて大袈裟に恥ずかしいじゃないか。照れる。 「趣味なんですよ。自分の好きなぐい呑で呑む酒って美味しいじゃないですか?」などと調子に乗ってみた。 「わかります!よくある味気のないぐい呑より、好きなぐい呑って良いですよね。そうか、持ち歩けば良いんですね。私はガラスの口が薄くて広がったタイプが好きなんです。」 「うすはりですね。流石にアレは持ち歩けないですよ。笑」 この辺りから、ぐっとこの店との距離が縮まった気がする。まさしくマイぐい呑効果だ。 続いて出たのは松川鰈の熟成昆布締め。

松川鰈

実は、松川鰈の昆布締めには良い思い出がない。昔ある店で食したそれは、アンモニア臭くて食えたものではなかった。 恐る恐る口に入れると、 「美味い!」つい声が出てしまった。 実は・・・と過去の話をする。 「え?それ札幌ですか?」とお二人。 「そうなんです札幌です・・・店名は言わないですけど」 「記憶を上書きされたなら良かったじゃないですか」とS氏。 本当に良かった。来て良かった。ありがとうS氏。 その後も、次々と提供される肴に鮨に舌鼓を打ち 美味い酒の話などで盛り上がった。 長くなるので、あとは写真で楽しんでほしい。

タチ炙り韓国海苔包み
中トロヅケ

【肴】タチ炙り 生のタチ(鱈の白子)を炙り韓国海苔で巻いたもの。











【鮨】中トロヅケ 程よく脂の乗った中トロを熟成して数時間ヅケにしたもの。

鰯焼き
車海老










【肴】鰯焼き バーナーでカリカリになるまで炙った鰯。










【鮨】車海老 肉厚で大ぶりな車海老。












【鮨】鱈子 白子もあるなら鱈子もね。











【鮨】鱒 鮭とヒメマスの掛け合わせで何とか言ってたけど忘れてる。











【鮨】大トロ 大トロの20日熟成。身も筋も脂もトロトロ。











【肴】玉子焼き 魚介のすり身の入ったカステラタイプ。甘くなくビター。










【鮨】蟹ウニ乗せ ずわい蟹の身の上に昆布締めにしたウニを乗せた逸品。濃厚この上ない。

【鮨】穴子 












【鮨】トロたく 鉄火ではなく、こういったお店では珍しいトロたく(トロと沢庵の巻物)北海道では流行っているのかしら?