勝龍庵 肴家くのり


日曜日のすすきのはお店選びに困る。

今回も新規開拓したいと思う。

しかし、前回の失敗を反省し、私が毎月通っている寿司屋の大将が気に入っているという店を選択した。

万が一がないように、今回は事前予約を済ませておいた。実に楽しみである。フフフ。

隣にジンギスカンで有名な「だるま」の本店があるから賑やかであるものの、普段なら避けて通るすすきのの裏路地。

だるまの行列をかいくぐり、ビルの奥へと進む。

ここだ。

勝龍庵 肴家くのり

札幌市中央区南5条西4-5 すすきの寿ビル1F


電話:011-211-4455

定休日:毎週月曜日


営業時間:火〜土曜日18時~翌5時 日曜日18時〜24時 今回は、この「実践マイぐい呑」の読者で、もっぱら日本酒を勉強中のYさんが同行した。 店内は6席ほどのカウンターと小上がり一つの小ぢんまりした小料理屋のようだ。 店主は、美人女将が割烹着姿で切り盛りする雰囲気がある。 「今日は寒いですね」などと言いながら、和かな笑顔に、白く透き通る細腕、白魚のような指先で、お酌をされた日には、天にも昇る心地で、もう堪らない!! なんて妄想が止まらないが、実際の店主は、ヒゲヅラのコワモテ。

フフフ。

さて気を取り直し、最初の一杯。 酒は、鳳凰美田 純米大吟醸無濾過本生。無濾過の生ではあるが、濁り酒のように白い。軽く爽やかな酸味にパチパチと微発泡、しかもこの白さ。 まるで「カルピスソーダ」である。ナイス!

今回のマイぐい呑は、中村和樹 作 ぐい呑。今回のぐい呑は、中村家らしいポッテリ感はなくシャープな印象の立ぐい呑である。これを見ると中村家のアイデンティティは、金重にある事がわかる。 Yさんには寺田鉄平氏のぐい呑みを使っていただいた。 先付けには、タチポン。鱈の白子ポン酢である。
関東で出回る白子ポン酢の白子はもちろんボイルされたものだが、この白子は「生」である。北海道の新鮮な白子は「生」で食うのだ。エクセレント! 「アラカルトで注文できたら良かったんですけど、日曜はコースのみですみません。」と謙虚に頭を下げる店主。 「自分で注文すると、好みが偏るので、コースの方が何が出てくるか楽しめるから逆に有難いですよ」 そう、元来欲張りな私は、数々のメニューから注文する事が苦手で、アレもコレも気になって決められなくなる。むしろ「コース」や「おまかせ」が大好物なのだ。けして優柔不断なわけではない。 さて最初の料理は、刺し身。

赤身、ホッキ、マツカワ、しめ鯖、中トロ、のどぐろ。 ひとつひとつが肉厚で素材の良さがよくわかる。フフフ。 続いて、店主自らが揚げた厚揚げと牡蠣の甘露煮。

甘辛く煮て旨味を凝縮された牡蠣が酒に合わないわけがない。

次の皿は、だし巻き玉子、タコ、ほやの塩辛。 この、ほやの塩辛は、クセがなく特有の匂いも少ない。素直に美味い。コレハイイゾ。

ここで酒をチェンジ。

栄光冨士辛口純米アスタリスク。精米歩合80%ながらスッキリして美味い。ホホホ。 続いて、くりから。

鰻を串に刺して焼いたもので、不動明王が手に持つ龍が巻き付いた刀、倶利伽羅剣に似てるところから「くりから」と呼ばれる。下町の手軽なおつまみであるが、なぜか最近札幌でよく見かける気がする。

あん肝。濃厚で良く酒に合う。

香箱蟹。イイね。濃厚な味噌と内子、外子のプチプチと旨味の強い身がベストマッチ。チビチビつまみながら飲んだら、エンドレスに飲めそうだ。 堪らず酒を追加、

明鏡止水 鬼辛純米。

更に、大振りなカキフライに、鱈の天ぷらと続く。酒を飲むのに適した構成で良い。 最後に、カマスの棒寿司。

このカマスが肉厚でしっかり脂が乗っていて美味い。 あれ?このコースいくらだっけか?と思うほど大満足の内容である。 話を聞くと、平日なら、夕方6時から朝方5時まで営業していると聞く。コレはイイ。 なんとも良い店を見つけた。 まだまだ若い店主。更なる進化を期待してまた伺いたいと思う。 ご馳走さまです。 今日のマイぐい呑ライフに乾杯。

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